トルマリンって何だ?

トルマリンって何だ?

「トルマリン」この鉱物について、皆さんはどの程度ご存じでしょうか。
赤・緑・黄・紫・茶・黒・透明などの多彩な輝きを持つこの石の不思議なパワー。
新素材トルマリンの特性・効果についてご紹介致します。

<電気石トルマリン>

最初にトルマリンの不思議な力に着目したのは、のちに妻マリーとともにノーベル物理学賞を受ける若き日のピエール・キュリーと、その兄ジャックのキュリー兄弟でした。1880年、彼らはトルマリンに圧力や熱を加えると電気が発生することを発見しました。以来、数ある地球上の鉱石の中で、ただひとつ電気を帯びる鉱石として、トルマリンは「電気石」と呼ばれるようになりました。

トルマリンの研究は、約100年を経た1986年頃より日本の故中村輝太郎教授と久保哲次先生によってさらに進められることになります。二人の研究により、トルマリンはどれだけ小さく砕かれても、1000度近くで加熱しない限り永久に電気を発生し続ける「永久電極」であることが確認されたのです。

トルマリンが電気を発生するメカニズムは、小さく砕かれたトルマリンの結晶の両端に常に存在するプラス極とマイナス極との運動によります。こうした運動の繰り返しによって、トルマリンは永久電極として電子を発生し続けるわけです。このように結晶の内部で電子を輸送する働きを持つ鉱石はトルマリンだけなのです。

<マイナスイオンの働き>

微弱な電流を発生させるトルマリンは、同時にマイナスイオンを生み出す特性を備えています。マイナスイオンが体に良く、プラスイオンが身体に悪影響を及ぼすことは長年の研究によって明らかにされていることは皆さんもご存じでしょう。もともと空気中にはマイナスイオンとプラスイオンの両方が存在しており、私たちはそれを呼吸や皮膚表面などからその電荷とともに吸収しています。マイナスイオンがプラスイオンより少し多いのが最も人間に適した状態だと研究からわかっています。しかし、現代社会では、電化製品や排気ガス、たばこの煙などのプラスイオンの発生源に囲まれた暮らしにより、そのバランスがくずれる傾向にあります。

トルマリンは空気中であってもマイナスイオンを発生します。放出されたマイナスイオンはプラスイオンを中和します。空気中にマイナスイオンを発生させるのに、有害な副産物をいっさい出さないのもトルマリンの大きな特長といえます。

<他にもさまざまな特長が>

永久的に微弱な電流とマイナスアルカリイオンを発生させるトルマリンは、他にもさまざまな特長をもっています。例えば、水だけを考えても、弱アルカリ化、ミネラル化、クラスター(水の分子集団)の細分化などで、普通の水道水をおいしく、身体にいい水に変化させます。そして界面活性効果では、トルマリン鉱石をお風呂に入れると、湯持ちがよくなったり、浴槽が汚れにくくなったりします。洗剤の洗浄力を高め、少しの洗剤で衣類等の汚れを落とすことができます。

これら以外にもトルマリンには、植物の発育・成長を促す効果など、数多くの特長が認められており、トルマリンが画期的な素材であることが理解できます。

<トルマリンの限りない未来>

現在、トルマリンの主な産出国は、ブラジル、スリランカ、マダガスカル、アメリカ、中国、インド、ネパールなどです。宝石に加工する以外にこれといった用途もなく鉱石の大半が捨てられるという時代が長く続いていましたが、その素晴らしい特性が解明されるに至り、次世代の新しい素材として脚光を浴びています。

環境の汚染やストレスのたまる生活で疲れきっている現代人に心身ともに健康をもたらすために、さらに人間らしく暮らせる豊かで潤いのある環境の実現のために、トルマリンには多方面から大いなる期待がかけられています。トルマリンは、そうした期待をかけるにふさわしい限りない可能性を秘めていると言っても過言ではないでしょう。

トルマリンの宝石言葉「希望」が、その未来を明確に言い表しています。